「自分のKindle本が、Kindle Unlimitedで結構読まれているみたいだけど、これって実際のところ、いくらの収益になっているんだろう?」
「KDPのレポート画面、項目が多くて、どこをどう見ればUnlimitedの収益がわかるのか、ちょっと自信がないな…」
Kindle出版(KDP)に取り組むあなたなら、一度はこんな風に感じたことがあるかもしれませんね。Kindle Unlimitedは、より多くの読者にあなたの本を届ける素晴らしい機会を提供してくれます。
しかし、その収益の仕組みは通常の「販売」とは異なり、「読まれたページ数」に基づいて計算されるため、少し戸惑いやすいポイントでもあります。
この記事では、そんなKindle Unlimitedのロイヤリティ、通称「KENP」の仕組みについて、基本からわかりやすく解説します。さらに、複雑に見えるKDPレポート画面を使って、実際にどれくらい読まれて、どれくらいの収益が見込めるのかを具体的に確認する手順もご紹介。
この記事を読み終える頃には、Kindle Unlimitedからの収益に対するモヤモヤが晴れ、ご自身のレポートを分析し、次のアクションプランを考えるヒントが見つかるはずです。
そもそもKindle Unlimitedロイヤリティ(KENP)とは?収益の基本を理解しよう
Kindle Unlimited(以下、KU)であなたの本が読まれたとき、その報酬はどうやって決まるのでしょうか?通常の販売のように「本の価格×ロイヤリティ率」という単純な計算ではありません。
ここで登場するのが「KENP(ケンプ)」という考え方です。
結論:読まれた「ページ数」に応じて報酬が決まる仕組み
KUからのロイヤリティは、非常にシンプルに言うと「あなたの本がKU会員によって読まれたページ数」に応じて支払われます。つまり、1冊まるごとダウンロードされただけでは収益は発生せず、実際にページが読み進められて初めてカウントされるわけです。
これは、著者にとっては「いかに読者に読み続けてもらうか」が重要になる、ということです。最後まで読んでもらえれば、その分だけ報酬が増える可能性があるのですから、まさに読者の満足度が収益に直結する仕組みと言えるでしょう。
「KENP(Kindle Edition Normalized Pages)」とは?Amazon独自のカウント方法
では、その「ページ数」はどうやって数えるのでしょうか?ここで使われるのが「KENP(Kindle Edition Normalized Pages)」というAmazon独自の単位です。これは、私たちが普段Kindle端末やアプリで見ている画面上のページ数とは異なります。
なぜ独自の単位を使うのか?それは、読者が使う端末(スマホ、タブレット、Kindle端末など)や、文字サイズ・行間の設定によって、1画面に表示される文字数が変わってしまうからです。それでは公平なカウントができませんよね。
そこでAmazonは、フォントの種類やサイズ、行間といった表示形式に関わらず、本の内容量を公平に測るための基準として「KENP」を設定しました。本の原稿をKDPにアップロードすると、Amazonのシステムが自動的にその本の総KENP数を計算します。
KUで読者があなたの本を1ページめくると、その本の総KENP数のうち、読まれた割合に応じて既読KENP数が加算されていく、というイメージです。「自分の本のKENPっていくらなんだろう?」と気になるかもしれませんが、これはKDPの管理画面などで直接確認することはできません。
しかし、後述するレポートで「読まれたKENP数」は確認できますのでご安心ください。
気になる「1ページあたりの単価」はいくら?毎月変動する単価(KENPC)について
読まれたページ数(KENP)に応じて報酬が決まることは分かりました。では、「1KENPあたりいくら」なのでしょうか? これが一番気になるところですよね。
この1KENPあたりの単価は「KENPC(Kindle Edition Normalized Page Count)レート」と呼ばれ、残念ながら固定ではありません。毎月変動します。
ここ最近(2023年後半~)の傾向としては、おおよそ1KENPあたり0.4円~0.5円程度で推移していることが多いようです。過去には0.6円を超えていた時期もあったようですが、変動があるもの、と捉えておくのが良いでしょう。例えば、ある月に10,000KENP読まれた場合、KENPCレートが0.5円なら5,000円、0.4円なら4,000円のロイヤリティが見込める、という計算になります。
この単価は、著者個人が何かをして変えられるものではありません。世界中のKDPセレクト登録書籍の総既読KENP数などによって決まるため、私たち著者は「今月はいくらだったか」を後から確認することしかできません。
ページ単価が決まる背景:KDPセレクト グローバル基金とは?
では、なぜページ単価は毎月変動するのでしょうか? その背景には「KDPセレクト グローバル基金」という仕組みがあります。
Amazonは、Kindle Unlimitedの収益などから、毎月一定額の資金(プール金)をこの「グローバル基金」に用意します。そして、その月に世界中のKDPセレクト登録書籍が読まれた総KENP数で、この基金の総額を割り算します。こうして算出された金額が、その月の「1KENPあたりの単価(KENPCレート)」となるのです。
つまり、
「KENPCレート = その月のKDPセレクト グローバル基金総額 ÷ その月に読まれた全世界の総KENP数」
という計算式です。
基金の額が大きくなったり、総KENP数が少なくなったりすれば単価は上がりますし、逆もまた然りです。この基金の額自体もAmazonによって毎月調整されるため、単価が変動するわけですね。
私たち著者は、この大きな仕組みの中で、自分の本が読まれたKENP数に応じた分配金を受け取る、という形になります。
【画像で解説】KDPレポートでKindle Unlimitedロイヤリティを確認する完全ステップ
KENPの仕組みが理解できたところで、いよいよご自身のKDPアカウントで実際のデータを確認してみましょう!「レポート」機能を使えば、思ったより簡単にチェックできますよ。ここでは、具体的な手順をステップバイステップで見ていきましょう。
ステップ1:KDPアカウントにログインし、「レポート」へアクセス
まずは、いつもお使いのKDPアカウントにログインしてください。画面上部に「本棚」「レポート」「マーケティング」「コミュニティ」といったメニューが並んでいますね。この中の「レポート」をクリックします。

レポート画面を開くと、まず「ダッシュボード」が表示され、今日の注文数や既読KENPの速報値などがパッと見で確認できます。日々のちょっとしたチェックには便利ですが、詳細な分析には左側のメニューを使っていきます。
ステップ2:「既読 KENP」レポートで期間・書籍ごとの既読ページ数を確認
KUでどれくらい読まれたか、そのページ数(KENP)を確認するには、左側のメニューから「既読 KENP」を選びます。

この画面では、指定した期間内に、あなたのどの本がどれくらいのKENP数読まれたかをグラフと表で確認できます。
- 期間の指定: 画面上部のフィルターで「過去90日間」「今月」「先月」「カスタム」など、見たい期間を選べます。
- 書籍の選択: 特定の本だけを見たい場合は、「マーケットプレイス」の隣にある「すべての本」をクリックし、分析したい本にチェックを入れます。(最大10冊まで同時に比較表示可能)
- グラフの表示: 日別の既読KENP数の推移が折れ線グラフや棒グラフで視覚的に表示されます。「この日にキャンペーンを打ったから伸びたな」といった分析に役立ちます。
- 詳細な表: グラフの下には、書籍ごと、日ごとの既読KENP数が表形式で表示されます。
ここで表示される「既読 KENP」の合計数が、あなたの本がその期間にKUで読まれた総ページ数(Amazon基準)となります。まずはこの数字を把握することが第一歩です。

ステップ3:「ロイヤリティの見積もり」レポートで推定収益額を確認
既読KENP数がわかったら、次はいよいよ「それがいくらになるのか?」を確認します。左側メニューから「ロイヤリティの見積もり」をクリックしてください。

このレポートでは、指定した期間の収益に関する情報がまとめられています。
- 期間・書籍フィルター: 「既読 KENP」レポートと同様に、期間や書籍で絞り込めます。
- 収益の内訳: ここが重要です!表の中に「KENP ロイヤリティ」という項目があります。これがKUからの既読ページ数に基づいた推定ロイヤリティ額です。隣には「有料ユニットあたりのロイヤリティ」(=通常の販売によるロイヤリティ)も表示されるので、収益源ごとの比較もできます。
- 合計推定ロイヤリティ: 各書籍のKENPロイヤリティと販売ロイヤリティを合計した額が表示されます。
注意点として、このレポートに表示されるのはあくまで「見積もり」額です。後述する支払い時の為替レート変動などにより、実際の振込額とは若干異なる場合があります。しかし、収益のおおよその規模感を掴むには十分な情報です。
ステップ4:「支払い」レポートで確定額と支払い状況を確認(為替の影響も考慮)
最終的に確定したロイヤリティ額と、それがいつ、いくら振り込まれるのかを確認するには、左側メニューの「支払い」レポートを見ます。

この画面では、過去の支払い履歴や、次回の支払い予定額、支払いステータス(支払い済み、処理中など)を確認できます。
- 支払い履歴: 過去にどの期間のロイヤリティが、いつ、いくら支払われたかが一覧で表示されます。
- 為替レートの影響: 特に日本円で受け取る場合、ロイヤリティが発生した時点と支払い時点での為替レートの差により、「ロイヤリティの見積もり」額と実際の支払額に差異が出ることがあります。この「支払い」レポートの金額が最終的な確定額となります。
- 支払い基準額: KDPでは、ロイヤリティの合計額が支払い方法ごとに設定された最低支払額に達するまで、支払いは翌月以降に繰り越されます。このレポートで支払い状況を確認し、「まだ支払われていないな」という場合は、基準額に達していない可能性も考えられます。
以上が、KDPレポートを使ってKUのロイヤリティを確認する一連の流れです。最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れれば簡単です。ぜひ定期的にチェックする習慣をつけてみてください。
Kindle Unlimitedに関する著者の疑問に答えます!Q&A
KUのロイヤリティについて調べていると、いくつか疑問に思う点が出てくるかもしれません。ここでは、著者の方からよく聞かれる質問とその回答をQ&A形式でまとめました。
Q. Unlimited対象なのに「注文(購入)」も入るのはなぜ?
「自分の本はKU対象(KDPセレクトに登録済み)のはずなのに、レポートを見ると『注文』、つまり普通に購入されてる記録もある。これってどういうこと?」という疑問、結構ありますよね。これは、いくつかの理由が考えられます。
- 理由1:購入者がKU会員ではない
最もシンプルな理由です。KUは会員制の読み放題サービスなので、会員でない読者があなたの本を読みたいと思った場合は、通常通り販売価格で購入する必要があります。 - 理由2:KU会員だけど、あえて購入した
KU会員であっても、本を購入するケースがあります。例えば、- 手元に残したい: KUは一度にダウンロード(レンタル)できる冊数に上限があります(現在は20冊)。上限に達している場合や、上限とは関係なく、参考書のようにずっと手元に置いておきたい、という場合に購入されることがあります。
- キャンペーンなどで安くなっている: 著者が設定した割引キャンペーン期間中などで、通常より安価に購入できる場合、「読み放題で借りるより買っておこう」と判断する読者もいます。
- プレゼントとして購入: Kindle本はギフトとして贈ることも可能です。
- 誤操作(?): 「読み放題で読む」ボタンと「購入ボタン」を間違えてクリックしてしまう、という可能性もゼロではないかもしれません。
いずれにしても、KU対象本であっても通常通り購入されることは珍しくありません。そして、その場合はもちろん、設定したロイヤリティ率(通常は70%または35%)に基づいた印税が著者に入ります。
KUの既読KENPによるロイヤリティとは別に、きちんと計上されますのでご安心ください。
注文の詳細は、「レポート」→「注文」で確認できます。
Q. レポートの「既読 KENP」と自分の本のページ数が違うのはなぜ?
「KDPレポートの『既読KENP』を見ると結構なページ数になっているけど、自分の本のKindle版で表示されるページ数と全然違う気がする…」これもよくある疑問です。
これは、H2-1で解説した通り、KENPがAmazon独自の正規化されたページカウント方法だからです。読者が使う端末や文字サイズ設定に影響されずに、本の内容量を公平に測定するための基準値です。
私たちがKindleアプリなどで目にするページ番号は、あくまでその時の表示設定に基づいた目安のようなもの。一方、KENPは本のテキスト量や画像などを基に、裏側で計算された「実質的なボリューム」を示す数値、と考えてください。ですから、両者の数字が一致しないのは当然なのです。ロイヤリティ計算の基礎となるのは、あくまでレポートに表示される「既読KENP」の方です。
Q. 昔あった「Kindleオーナーライブラリー(KOL)」からの収益は?
以前からKDPを利用されている方の中には、「Kindleオーナーライブラリー(KOL)」という名前を聞いたことがあるかもしれません。これは、Amazonプライム会員向けの特典として提供されていた、月に1冊無料で本を読めるサービスでした。
KOLで本が読まれた場合も、KUと同様にKDPセレクト グローバル基金からロイヤリティが支払われていました。しかし、このKindleオーナーライブラリー(KOL)は、2021年1月をもってサービスを終了しています。
したがって、現在(2024年時点)、「既読KENP」としてレポートに計上され、ロイヤリティの対象となるのは、基本的にKindle Unlimited (KU) で読まれたページのみと考えて問題ありません。もし古い情報源などでKOLに言及されているのを見ても、「今はKUに一本化されたんだな」と理解しておきましょう。
データから次の一手へ!Kindle Unlimited収益を最大化するためのヒント
KDPレポートでKUからの収益を確認できるようになったら、次のステップはそのデータをどう活かすか、ですよね。ページ単価(KENPCレート)は私たちではコントロールできませんが、読まれる「総ページ数(総KENP数)」を増やすためにできることはあります。ここでは、KU収益を少しでも伸ばすためのヒントをいくつかご紹介します。
ヒント1:読者が「読み進めたくなる」本作りを意識する(離脱させない工夫)
KUのロイヤリティは、読まれたページ数に比例します。つまり、途中で読むのをやめられてしまう(離脱される)と、収益もそこでストップしてしまいます。いかに読者を引き込み、最後まで読み通してもらうかが非常に重要です。
- 魅力的な冒頭: 最初の数ページで読者の心を掴み、「この先も読みたい!」と思わせる工夫をしましょう。問題提起、結論の提示、意外性のあるエピソードなどが有効です。
- 読みやすい構成: 章立てを明確にし、小見出しを効果的に使って、内容がスムーズに頭に入るように構成します。PREP法などを意識するのも良いでしょう。
- 飽きさせない工夫: 適度な改行、箇条書き、図解やイラストの挿入(※画像自体はKENP数に直接はカウントされにくいですが、読者の理解を助け、読み進める意欲を高める効果があります)、語りかけるような文体など、単調にならない工夫を取り入れましょう。
- 適切な文字量: あまりに短い内容だと、読了されても得られるKENP数が少なくなります。かといって、冗長すぎると離脱の原因に。伝えたい内容を過不足なく、分かりやすくまとめるバランス感覚が大切です。
ヒント2:レポート分析で読者の動向を探る(どの本が、いつ読まれているか?)
KDPレポートは、単に収益を確認するだけでなく、読者の動向を探るための宝の山です。
- どの本がよく読まれているか?: 複数の本を出している場合、「既読 KENP」レポートで書籍ごとの既読数を比較してみましょう。特に人気のある本のテーマや切り口は、今後の作品作りの参考になります。
- いつ読まれているか?: 日別のグラフを見ることで、特定の曜日や時期に読まれやすい傾向がないか確認できます。もし、キャンペーンやSNSでの告知を行った日に既読数が増えていれば、その施策が効果的だったと判断できます。
- 販売数と既読KENP数の比較: 「ロイヤリティの見積もり」レポートで、通常販売による収益とKUからの収益のバランスを見てみましょう。「販売数は少ないけど、KUではよく読まれている」という本があれば、KU会員層に響くテーマなのかもしれません。
これらの分析から得られた気づきを、次の本の企画やマーケティング戦略に活かしていきましょう。
ヒント3:KDPセレクト登録のメリットを最大限活かす(無料キャンペーンや広告との連携)
KUからのロイヤリティ(KENP)を得るためには、大前提として「KDPセレクト」に登録している必要があります。KDPセレクトに登録すると、KUでの配信以外にも、いくつかの販促ツールが利用可能になります。これらをうまく活用することも、結果的に既読KENP数を増やすことに繋がります。
- Kindle無料キャンペーン: 最大5日間、本を無料で提供できるキャンペーンです。無料で読んだ読者がレビューを書いてくれたり、有料販売やKUでの既読につながるきっかけになります。
- Kindle Countdown Deals: 期間限定で段階的に価格を上げていく割引セールを実施できます。(※Amazon.com、Amazon.co.ukのみ)
- Amazon広告: KDPセレクトに登録している本は、Amazon内で広告を出稿できます。ターゲットを絞った広告で、本の露出を高め、新たな読者との出会いを増やすことができます。
これらのツールを戦略的に利用し、まずはあなたの本の存在を知ってもらい、手に取ってもらう(ダウンロードしてもらう)機会を増やすことが大切です。
ヒント4:ページ単価の変動は受け入れつつ、読まれる「総ページ数」を増やす努力を
1KENPあたりの単価(KENPCレート)は毎月変動し、私たち著者にはコントロールできません。「今月は単価が下がった…」と一喜一憂してしまう気持ちも分かりますが、大切なのはそこではありません。
私たちが注力すべきは、コントロール可能な部分、つまり「いかにして読まれる総KENP数を増やすか」です。
- 質の高いコンテンツを作り続ける: 読者が満足し、最後まで読みたくなるような価値ある情報や面白い物語を提供する。
- 継続的に出版する: 1冊だけでなく、複数の本を出版することで、著者としての認知度を高め、読まれる総ページ数を増やしていく。
- 読者とのコミュニケーション: ブログやSNSなどで情報発信し、読者との繋がりを作ることも、長期的に見てファンを増やし、本を読んでもらう機会を増やすことに繋がるかもしれません。
ページ単価という「外的要因」に振り回されるのではなく、自分たちができる「内的要因」=魅力的な本作りと発信活動にエネルギーを注ぐことが、結果的にKindle Unlimitedからの収益を安定させ、伸ばしていくための最も確実な道と言えるでしょう。
まとめ
今回は、Kindle Unlimited(KU)で本が読まれた際に著者が受け取るロイヤリティ、通称「KENP」について、その仕組みからKDPレポートでの確認方法、そして収益を伸ばすためのヒントまで、詳しく解説してきました。
KUのロイヤリティは、単純な販売価格ではなく、「読まれたページ数(KENP)× 毎月変動するページ単価」で計算される、という点が大きな特徴です。
そして、その詳細なデータは、KDPアカウントの「レポート」機能を使えば、誰でも簡単に確認できることをご理解いただけたかと思います。
「既読 KENP」で読まれたページ数を、「ロイヤリティの見積もり」で推定収益額をチェックする習慣をつけましょう。また、KU対象本でも通常購入されるケースがあることも覚えておくと良いでしょう。
ページ単価の変動に一喜一憂するのではなく、私たち著者が本当に注力すべきは、「いかに読者に価値を提供し、1ページでも多く読み進めてもらうか」という点に尽きます。魅力的な内容、読みやすい構成、そしてレポートデータに基づいた改善を地道に続けていくこと。
それが、Kindle Unlimitedという素晴らしいプラットフォームを通じて、あなたの知識や物語をより多くの人に届け、同時に収益も最大化していくための鍵となります。
さあ、まずはご自身のKDPレポートを開き、あなたの本がどれだけ読まれているか、そのデータと向き合うことから始めてみませんか?この記事が、あなたのKindle出版活動をさらに前進させる一助となれば幸いです。